だ液によるがんリスク検査(サリバチェッカー）のご案内
腫瘍マーカー、DNA検査など以前より血液採得によるがんリスク検査は多数ありましたが、今回痛みを全く伴わない、わずか０．１CCの唾液を検査するだけで数種類のがんのリスクを調べることができるようになりました。
それが、サリバチェッカーという検査方法です。
日本生命、SONPOホールディングなどからの出資を受け、
さらなる精度を高めつつ日々の健康増進に役立つ方法の一つとして利用されています。
・現在検査できるがん：すい臓がん・大腸がん・乳がん・肺がん・口腔がん
サリバチェッカーとは？
唾液は「身体の鏡」といわれ、血液や尿と同じように健康状態の指標となる多くの情報を含みます。
唾液中の成分の大部分は血液由来のため、がん細胞からしみ出す代謝物質は血管を通り、唾液中に染み出します。
サリバチェッカーは、最新の測定装置を用いてこれらの物質を解析します。
人間の唾液には、安静時唾液・刺激唾液の2種類があります。
サリバチェッカーは血液成分に近いといわれる「安静時唾液」を用いて検査を行っています。
サリバチェッカーの特徴
1度に複数のがんのリスクがわかる
がん早期発見の可能性
症状が出にくい膵がんも早期発見できる可能性があります。
痛くない
数滴の唾液を採取するだけなので、体に負担をかけません。血液検査が苦手な方でも安心して受けていただけます。
確かな臨床研究
サリバチェッカーのだ液によるがんリスク検査技術の基礎となった研究は、多くの論文が国際的な学術誌に掲載されています。
⇒論文はこちら
サリバチェッカーの流れ
1 検査は唾液を少量とるだけ
当医院でだ液を採取します。採取は5分程度で終わります。
2.衛生検査所にて唾液成分を測定
だ液中のがんに特有の代謝物質の濃度を解析することで、現在のがんの疑いがあるかどうかを調べます。
3.検査結果を受け取る
検査実施日より約3週間程度で結果がでます。
よくあるご質問
Q.サリバチェッカーは定期的に受けたほうが良いですか？
また、 サリバチェッカーを受ければ他のがん検診は受けなくても大丈夫ですか？
A.本検査はだ液を採取した時点でのがんの疑いがあるかどうかを調べる検査です。生涯にわたってのリスクを予測するものではありませんので、定期的に受けていただくことをお勧めします。また、各検査には長所と短所があり、互いに補い合っています。サリバチェッカーと他の検査を併せて受けると、がんを見つけ出せる可能性は高くなります。
また、今がんを発症しているリスクはわかりますが、そのステージまではわかりません。
Q.サリバチェッカーは遺伝子検査ですか？
A.本検査は、遺伝子検査でがんになりやすい体質かを調べるものではなく、検査を受けた時点でがんに羅患している可能性を調べる検査です。
そのため、生涯に一度きりではなく、定期的に受けていただくことをお勧めします。
Q.サリバチェッカーは必ずがんを発見できるのですか？
A.本検査は、がんを診断するためのものではなく、現在がんに罹患している可能性を調べる検査です。高いリスク値がでてがんの発見につながる場合もある一方で、リスク値が低い場合でもがんがある可能性もあります。
必ずがんを発見できるというものではありません。リスク値が高い場合には、検査を受けた検査実施施設または検査後の相談ができる医療機関にご相談いただくことをお勧めします。
Q.サリバチェッカーは他のがん検診と比べてどんな特徴がありますか？
A.本検査は、少量の唾液を採取するだけで、複数の種類のがんのリスクを調べることができます。
これまでの診断法では見つけにくい初期の膵がんも発見できる可能性があります。
Q.サリバチェッカーは保険診療で受けられますか？
A.本検査は最先端技術を用いた新しい検査法のため、健康保険診療は適用されません。自由診療となります。
当医院では検査料￥３０，０００円（税別）となります。