入れ歯が必要なわけ
歯周病、虫歯などで歯を抜くと、物が噛みにくくなります。更にそのままにしておくと下の絵のように歯が移動してきて歯並びも悪くなり、余計に物がはさまったりして虫歯、歯周病などが進行します。そこで、物が噛めるよう、歯並びが悪くならないよう入れ歯を入れて咀嚼能率が落ちないようにしましょう。最近では、物を噛む刺激が脳に伝わることにより認知症の進行を防ぐ物質が出る事も分かってきました。
歯が抜けてしまったのをそのままにしておくと
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下の歯がなくなってしまったのを放置しておいた場合の図です。 |
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下の歯を抜くと、隣の歯が支えを失って倒れていきます。 |
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同時に、抜いた歯に対応する上の歯が、かみ合わせがなくなるために下の方に伸びてきます。 |
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上の歯が下の歯ぐきに直接あたってしまうまで伸びてしまうこともあります。こうなってしまうのを防ぐためにも入歯は必要ですし、ここまで放っておくと簡単に入れ歯を作ることもできなくなってしまいます。 |
次の写真のように、ここまで下がるとかなり大がかりな事をしなければ入れ歯が入りません。
日常生活でかなり困ります。
入れ歯の種類について
入れ歯には上あご用、下あご用、無くなった歯の本数、それが奥歯か前歯か、更には使用する材料で様々な種類があります。下の写真は当院に在った入れ歯を保険、自費、関係なしで並べてみたものです。
ここから自費の製品を取り除いたものが次の写真です。保険適用のものです。
今度は逆に保険適用のものを取り除いた写真です。自費の入れ歯になります。
保険の入れ歯と自費の入れ歯
簡単に書くと保険適用の入れ歯と自費の入れ歯の違いは、使用感と残っている歯に対するやさしさです。 保険の場合は使用材料が制限されていて、床の部分がプラスティクになるので分厚くなりやすく残存歯への引っかけは細い金属になるので、変形しやすく、歯へのくぎ抜き効果も出てきます。 自費の場合は使用材料に自由性があるので、そういう欠点を補ことができます。床の部分にはプラスティクの代わりに金属を使用して薄く、しゃべりやすく、食事も美味しくいただけるように作ることができます。又、引っかけの部分は逆に軟らかいプラスティク製として、くぎ抜き効果が出ないよう、歯全体を包み込むような形にできます。更に見た目にピンク色のひっかけになるので笑った時でも、金属色が表面に出ません。*くぎ抜き効果とは入れ歯を外す時に、金具が歯に引っ掛かります。その時に歯に余計な力が加わります。
自費の入れ歯のメリット
・保険の入れ歯の1/3程度に薄く作ることができるので、違和感がなく快適です。
・金属製のものは、熱を伝えます。食事がおいしくなります。
・たわみにくいので、しっかり噛むことができます。
・しゃべりやすくなります。
・固定する金属の種類が豊富です。
一人一人のお口の状態に合わせて、しっかり、目立たないように固定できます。
(磁石などで固定する方法、インプラントを併用する方法もあります。)
・くぎ抜き効果が少ない。
・目立たない。
特別な入れ歯
浮き上がりやすい総入れ歯の場合はインプラントなどを利用して入れ歯の維持装置を作り固い物でもばりばり食べていただけるようになります。
上あご用のインプラント併用入れ歯
下あご用のインプラント併用入れ歯