下の総入れ歯が動いて物がかめないという方に朗報です。

ミニインプラントというのをご存知でしょうか?

一般的には本格的な太いインプラント体が骨とくっつくまでの間だけ使用するとか、矯正のアンカーとして一時的に使うとか、期間を限定して使用するインプラント体として知られています。
ただ今回ご紹介するのはそういう期間限定のものでなく、総入れ歯の安定の為に使用するものでここ10年の間ぽつぽつ実施させていただいているものです。

これは、総入れ歯の方の中で、下あごの肉が痩せてしまい入れ歯の吸着が悪く浮き上がってしまい、うまく食事ができないという方に使用するというちょっと細めのインプラント体です。 現在よく使われているインプラント(人工歯根)はその直径が3ミリ以上なのですが、ミニインプラントは直径が1.8ミリと約半分ほどの太さで使用ができます。これを下あごに4本埋め込んで頭が丸くなっていますので入れ歯のほうにゴムリングをつけて、それに差し込めるようになっています。 手術も体にやさしくその日から使用していただけます。 

 

 

治療例

 

 

高年齢の方が多いので術前には簡単な全身検査、血液検査、安全の確認のために、CT撮影をお願いしています。

最近では純国産でやや太めの改良ミニインプラントも発売されるようになりました。
これは場合により4本でなく2本埋め込むだけで使用していただけます。 更に体にやさしく費用的にもお安くお使いいただけるようになったのです。

 

患者様の声

81歳 女性の方

「ずーっとやわらかい物しか食べれませんでしたが、今はたくあんもポリポリかめるようになりました。ありがとうございます。」

79歳 男性の方

「歯ぐきに金属の棒を埋め込むというのに恐怖心がありましたが、ずーっと総入れ歯でだんだん痩せ、死ぬ気になって入れてもらいました。翌日からはバリバリ食べれるようになり、もっと早く入れればよかったと、少し後悔しています。」

84歳 女性の方

「下の入れ歯を何度削ってもらっても痛かったのがぴたりと収まるようになりました。うれしいです。友達の前で入れ歯をはずすとギョッとした顔をするのが面白いです。」